2008年10月4日土曜日

'08CEATEC行ってきました

毎年恒例、CEATECに行ってきました。 今年は例年になく目玉展示が少なかったかもしれません。 事前に話題に上っていたのは、ムラタセイコちゃん(TM)だけかもしれません。 そこだけ、見ての通り人だかりがすごくって、はまともに見るのを諦めました。 村田製作所もすっかり有名になりましたね。

今回の個人的一押しはこれ。
ロームの「絵の出るLSI」、ドライバーICの上に直接有機ELを積層した小さな表示デバイスで、1画素は100μmオーダーのサイズです。デジカメやビデオのビューファインダーなどに使えそうです。
ポスターの右上のキャッチフレーズ「軽っ!薄っ!小さっ!」がちょっとトホホですけど。


有機ELテレビと言えばソニーですが、昨年の華々しさとは打って変わって、今回はあまりELテレビの展示に力が入っていませんでした。昨年は、画面を食い入るように見ている人がたくさんいたのですけど、XEL-1はもう見慣れてしまいましたから。唯一の見せ場は、この厚さ0.9mmの試作ディスプレイ。パネル部だけならなんと0.3mmだそうです。
しかも、湾曲させてますね。
早く20インチや30インチクラスのテレビを市販して欲しいものです。


地味ながら今回気に入ったのは、このTDKの透明アンテナです。アンテナパターンが写真で見えますか?
予想以上に透明度が高く、これならクルマのフロントガラスに貼っても視界をまったく妨げないですね。
ITOを使っているのですが、スパッタではなく、ペーストを塗布してUV照射することで透明導電膜になるそうです。これも一種のプリンタブルエレクトロニクス。

MN

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