2009年10月3日土曜日

CEATEC関連(3)

従来の1/100,わずか10ccのRb原子発振器をエプソントヨコムが開発
原子時計と言えば、精度の極めて高い時計の代名詞で、たいそうなシステムが必要という認識でした。ここまで小型化が進んでいたとは、まったく知りませんでした。
これで「原子アラームクロック」くらいはできそうですね。いずれは「原子腕時計」でしょうか?
他にも、エプソントヨコムの電子部品やセンサー類はスゴイものが多いので、今回一押しのブースです。

村田製作所
CEATECと言えば村田製作所を忘れてはいけません。
今回、ムラタセイコちゃんがさらに進化したと聞いています。今回はどんなデモを見せてくれるのでしょうか。

パナソニック電工,直流で電力供給を可能にする次世代配電システムを展示
最近、直流給電が話題に出ることが多くなってきました。確かに、PCやテレビをはじめとして、身の回りにはAC100Vを供給しておきながら、内部的にはDCしか使っていない機器ばかりになってきています。さらに、LEDや有機EL照明が普及し始めたら、ますます家庭内のあちこちでAC100VをDCに変換することになります。それなら、配電盤のところで高効率な装置でまとめてAC-DC変換をやってしまい、DCしか必要の無い機器にはDCで給電しましょうということです。そのほうが効率も機器のコストも安くなるでしょう。
これ、大学の実験室でこそ早く実現して欲しいと願っています。我々の実験では微弱電流を測ることが多いのですが、そのような測定では電磁ノイズや漏洩磁場によるノイズが大敵です。以前なら蛍光灯とブラウン管が悪役コンビだったのですが、最近ではいろいろな機器の電源で使われてるインバーターからのノイズがかなり気になります。さらに、壁や床を這っているAC100Vラインからの磁場ノイズも測定によっては問題になります。DC給電にすると、これらがかなり減るはずです。

MN

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