2011年5月22日日曜日

SID2011から

49th SID International Symposium, Seminar & Exhibition (SID2011)から気になるトピックを簡単に紹介します。
(なお、日経BP社のTechOnの記事にリンクを張っていますので、詳細な情報はそちらをご覧下さい。登録が必要ですが無料です。)

ソニーが有機TFT駆動のフレキシブル電子ペーパーを開発
アクティブマトリックスに、ウェットプロセスで作製した有機TFTを使っているそうです。ウェットプロセスながら、TFTとしての性能も高いようです。
有機TFTが製品に搭載される日が待ち遠しいですね。

東芝がフレキシブル有機ELパネルを開発
こちらは表示素子は有機ですが、TFTマトリックスは酸化物半導体(IGZO)です。フレキシブル基板上では、有機半導体とどちらが先に製品化するでしょうか?

ソニーが13.3型の曲がるカラー電子ペーパーを開発
こちらはTFTはアモルファスシリコンで目新しくないですが、前面パネルのE Ink社によるフルカラー電子ペーパー(いわゆる電気泳動型の反射型表示デバイスです)の性能をフルに発揮する総合技術として優れたものです。
フレキシブル電子ペーパーと言えども今更単色表示では魅力に乏しいですから、カラー表示性能の向上で電子ペーパーも普及が進むのではないでしょうか。

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