2012年2月17日金曜日

Antoine Kahn先生来訪

掲載が遅くなりましたが、1月19〜21日に、有機エレクトロニクス業界の有名人の一人で、私の師匠(と、私が思っている)の一人である、Princeton大学のAntoine Kahn先生が当研究室を訪問されました。
当研究科で院生向けの講義を行って頂いたほか、当研究室だけでなく柳先生と大門先生の研究室をご案内しました。


これは、当研究室を案内した時に、現在有機半導体へのドーピングと格闘中で、Kahn先生の有名なHOMO-LUMOチャートを参考にさせてもらっている学生が、プリントアウトしたスライドに先生のサインをもらっているところです。
あれ?そういえば、額に飾るんじゃなかった??


Kahn先生は、私がアトムテクノロジー研究体で有機物のエピタキシャル成長をAFMやSTMを使って調べていたころからの知り合いで、有機エレクトロニクスを研究対象にし始めた初期から色々と教えて頂き、短期在外研究で先生の研究室にも滞在させていただいたことがある、まさに師匠の一人です。
毎年、千葉大学に講義のために来られているのですが、私がNAISTに移動した初年度からわざわざ奈良まで来て頂き、感謝しています。


短時間ですが、奈良公園近辺も案内しました。
かなり前に奈良には来られたことがあるらしいですが、やっぱり鹿の写真は外せないようです。写真は、鹿(本物はこのフレーム内には入っていません)の写真を熱心に撮るKahn先生。
他にも、興福寺の国宝館なども案内しました。
まだまだ、英語で奈良を案内するには語学力が不足しています。英語の説明文もあるところにはあるのですが、歴史や宗教の専門用語を平気で使っているので、その道の通でない外国人には解らない単語が多いそうです。それを私がかみ砕いて説明すると、かみ砕きすぎでやはり解りにくいようで....