2012年11月28日水曜日

Foxconn

シャープに出資するや否やという話題で鴻海精密工業の名前を目にする機会も増えましたが、ここを筆頭とするフォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集團)は、世界最大のEMSグループとして有名です。
アップルの製品も多くがこのグループの工場で作られています。
その工場の多くは台湾ではなく中華人民共和国本土にあるのですが、中でも深セン市にある富士康科技集団の工場は、その大きさが時折話題にあがります。
どれくらい広いのか、Googleで見てみましょう。

まず、大きさの実感のために、私がかつて働いていたことがある東レ滋賀事業場を見てみます。















赤枠で囲ったのが、事業場のおよその範囲(寮・社宅エリアを除く)ですが、どれくらいの広さか判りますでしょうか?
赤枠の右のほうにある黄土色の部分は、サッカーができるくらいのグラウンドです。大規模な工場は他の事業所や外国にあるので、ここにはあまり巨大な建物はないですが、それでも様々な機能を持った本部的な事業所ですから、かなり広いと思います。右上にあるJRの駅から、赤枠の左下のほうにある研究所エリアまで、歩くとだいたい20分くらいだったと思います。

ここでも十分だだっ広いと思っていたのですが....
















これがほぼ同じスケールにした「富士康科技集団鴻富錦保税工廠」の航空写真です。
上下にはみ出てますがな。
間違いなく、場内移動は徒歩不可です。
こんなのが中国本土内に20箇所近くあるそうで....

いまや、コンシューマーエレクトロニクスは、こういう規模で作る時代になってしまったのですね。