2013年12月17日火曜日

「パナソニック、国内新卒の採用倍増」

「パナソニック、国内新卒の採用倍増」
パナソニックが、2015年春に入社する国内新卒者の採用を倍増させる。すでに内定済みの来春入社は350人だが、翌春は700人にする。プラズマテレビ撤退などのリストラに一区切りついたため。大胆な発想を求め、新たに「型破り選考」も導入する。

だそうです。
久々にエレクトロニクス産業関連の明るいニュースですね。
ただし、大幅増というのは大幅減があった後だからです。

最近、某小説によって私のような素人にも有名になったピーター・ドラッカーという経営学者がいますが、彼の著書に「企業とは何か」(Concept of the Corporation、1946年)という本があります。高度成長期の日本企業の経営にも大きな影響を与えた人であり、古典的名著ですが、時代が変わり経営の表層的な道具が変わっても、この本に書かれた社会における企業の役割や意義づけは変わっていないと信じています。

大企業には、短期的利益のみを求める最近の株主的発想から離れて、社会を構成する器官としての役割を自覚し、調子悪いとすぐに採用を減らすということをやらないようにしてほしいですね。

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