2018年9月4日火曜日

「応用物理」8月号



応用物理学会員の方は、もう機関誌「応用物理」の8月号は見られたでしょうか?
毎年8月号は、編集委員長の企画特殊号で、今年は中村が代表として伊藤剛仁先生(東京大学)、千葉大地先生(東京大学),古田守先生(高知工科大)とともに「講演会」をテーマに特集を組みました。

以下の特集記事が掲載されています。
●講演会チュートリアルを題材とした解説
・「ナノバイオ技術のエレクトロニクスへの応用 -非専門家のためのバイオ分子実験概説と応用例-」(有機分子・バイオエレクトロニクス大分類より)
・「高電圧・プラズマの農業・水産・食品分野への利用 -かみなり農業;高電圧・プラズマの農水食利用-」(プラズマエレクトロニクス大分類より)
・「結晶成長を理解する」(結晶工学大分類より)
●特別寄稿「講演奨励賞を受賞して」
●座談会「講演会企画・運営の舞台裏」
●特別企画「応用物理学会学術講演会に期待すること」
●委員会だより「大分類『ナノカーボン』の立ち上げを振り返って」

ベテランから中堅会員の人には、「講演会企画・運営の舞台裏」がお勧めです。講演会を運営してきた歴代の委員長にお集まり頂き、近年の様々な試みや苦労について語って頂きました。生々しすぎて掲載出来なかった部分こそ面白かったのですが...

若手会員や学生会員の人には、「講演奨励賞を受賞して」がお勧めです。今や学会を牽引する有名なあの先生が、講演奨励賞受賞前後から今に至るまでの必ずしも順風満帆ではなかった体験談を、個性あふれる表現で紹介しています。

ちなみに、表紙は珍しくイラストタッチですが、これは講演会会場の風景を題材にしたものです。看板は、今月名古屋で開かれる秋期講演会のデザインになっています。メインエントランスの前でしょうか?
ポスターを抱えた若者(学生?)、ノートPCをひろげて最後の発表リハーサルに精を出す若者(学生?)、それを指導している先生らしき人が描かれています。
私も後から知らされたのですが、この先生をプロに描いてもらうにあたり、素材として中村の写真が使われたそうです。

でも、似てない....