2009年6月16日火曜日

カミナリ

地震・カミナリ・火事・おやじ

昔の言い習わしで、「恐いもの」の代表例です。
「おやじ」が恐くなくなったと言われ出してから、すでに20年くらいは経っているかもしれませんが、他の3つは今でも時折死者が出る恐い災害ですね。

実は、今晩自宅にいて、落雷と同時に短い時間ですが停電がありました。
いまどきカミナリ程度の停電では、せいぜい数分のうちに復帰しますから、家庭での停電自体は恐くありません。(東京電力さんに感謝!)
でも、我々のような真空装置を使う実験屋にとって停電ほど冷や冷やするものはありません。
コンピューターだったら、重要なところにはUPSが入っていて数分の停電なら大丈夫(研究室のシミュレーション用ワークステーションはUPSにつながっていますし、webサーバーは自動的に復帰します)ですが、しょっちゅう改造する大学の真空装置などについては、さすがに停電対策が十分にはされていない場合が多いからです。
うちの研究室にも、停電になるとやっかいなことになる常時稼働装置がいくつかあるので、先ほどの停電のときもあわてて何人かの院生に連絡をとって、装置の現状を確認しました。
それでも担当院生に連絡が付かず、運転中かどうか不明な装置があったので、大学まで確認に行って先ほど帰ってきたところです。
装置と運命を共にしている担当院生ではなく、教員が直接こんな心配をしなければならなくなったってのは、まったく情けない話です。

MN

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