2011年10月24日月曜日

これは何でしょう?

ResearcherIDの機能で、「我々の論文を引用してくれた論文」の著者の所属住所を世界地図に記したものです。(このスケールでは、全てが表示されているわけではないようですが...)
南米やハワイを含めて、思っていた以上に世界中に広がっていました。最近、アメリカよりもヨーロッパで受けがよいように思いますが、確かにこれを見るとヨーロッパに集中してきています。
一方、最近論文大量生産国になってきた中国や韓国が今ひとつ少ないですね。

こうやって、世界中の人が(しかも場合によっては何年も何十年後までも)論文を読んでくれるというのが、まさに研究者冥利ですねぇ。

マイクロスケールのワイヤーの熱電特性

JAPから気になる論文を見つけました。
Unexpected size effect in the thermopower of thin-film stripes

金属薄膜を数十μm以下の幅にすると、ゼーベック係数が明確に小さくなるそうです。キャリア散乱の平均自由行程より何桁も大きいスケールでこういうことが起こるのは予想外ですが、半導体ナノワイヤーでもかつて加工のためのダメージなどで実験結果に統一性がなくなるという議論がありましたから、どうなんでしょうか?

もしこれが正しいとして、よりキャリアの局在性が強い有機導体/半導体ではこのようなことが起こりにくいと予想されますが、はたしてどうなるか。

2011年10月21日金曜日

このタイミングで停電

明日(10/22)は第2回入試の結果を受けての合格者オリエンテーションですが、タイミングが悪いことに翌日曜日が全学停電となるため、金曜夜の時点ですでにいくつかのWWWサーバーがストップしています。明日はほぼ全滅状態になるはずです。
明日来る予定の人にはすでに必要な情報は郵送されているのでしょうけど、なんでもすぐウェブで情報を得る時代なだけにちょっと不親切ですね。