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2025年8月25日月曜日

2025年秋の学会発表

  2025年秋の学会シーズンにおける、当研究室関連の発表一覧です。

※随時アップデートします。

応用物理学会講演会

  • [7p-P04-5] 西宇 佑騎、木村 知喜、福澤 亮太、辨天 宏明、中村 雅一: ポリマー含浸により作製した熱電布における巨大ゼーベック効果 (2025.9.7) .
  • [7p-P04-29] 田中 啓喜、Aghnia D. M. Heriyanto、福澤 亮太、辨天 宏明、中村 雅一: n-DMBI を用いた n 型 CNT/ペロブスカイト複合糸の作製 (2025.9.7) .
  • [8a-S202-1] 戸田 薫、Chitlada Mani-Lata、福澤 亮太、中村 雅一、辨天 宏明:  積層型三元系ポリマー太陽電池のナノスケール光起電力マッピング (2025.9.8) .
  • [9p-N307-1] 田次 詠一、Pado Gilbert、福澤 亮太、辨天 宏明、中村 雅一: ヘテロダイン法による周波数変調型原子間力ポテンショメトリの高空間分解能化に関する検討 (2025.9.9).

International Conference on Non-contact Atomic Force Microscopy

  • Gilbert Pado, Shuto Tanimura, Anh Ngoc Nguyen, Ryota Fukuzawa, Hiroaki Benten, and Masakazu Nakamura: “FM-AFM Study on the Adsorption and Intercalation States of Polyoxyethylene Stearyl Ether in Carbon Nanotube Network” (2025.8.5) P-69.
  • Ryota Fukuzawa, Takuji Takahashi: "Parallel plate approximation in electrostatic force microscopy" (2025.8.5) P-35.

 2025 KJF International Conference on Organic Materials for Electronics and Photonics

  • Chitlada Mani-Lata, Ryota Hasegawa, Masakazu Nakamura, and Hiroaki Benten: "Photo‐Illuminated Kelvin Probe Force Microscopy for Local Photovoltage Mapping in Polymer Solar Cells", (2025.8.28), 3D-004.
  • Aian Ontoria, Naofumi Okamoto, Anh Nguyen, Aghnia Heriyanto, Ryota Fukuzawa, Hiroaki Benten, Mikiya Fujii, and Masakazu Nakamura: "Data-Driven Prediction of the Thermoelectric Properties of CNT Yarn", (2025.8.28), 3E-002.
  • 【招待講演】Masakazu Nakamura: "Molecular-Junction Concept to Suppress Heat Transport in CNT Yarns for Flexible Thermoelectric Generators",  (2025.8.27), IL-16.

International Conference on Solid State Devices and Materials

  • Aghnia Dinan Maulani Heriyanto, Masateru Hirai, Yongyoon Cho, Naofumi Okamoto, Hiroaki Benten, Masakazu Nakamura: “Influence of Alkyl Chain Length in 2D Perovskites on Thermal Transport of CNT/Perovskite Composite Yarns for Flexible Thermoelectric Generators”  (2025.9.16) F-1-04.
  • Chitlada Mani-Lata, Kaoru Toda, Ryota Fukuzawa, Masakazu Nakamura, Hiroaki Benten: “Photovoltage Mapping in Planar-Heterojunction Ternary Polymer Solar Cells by Kelvin Probe Force Microscopy” (2025.9.16) E-1-04.
  • Manish Pandey, Riki Matsumoto, Hiroaki Benten, Masakazu Nakamura: “Influence of Gate Dielectric Interface on Contact Resistance in Organic FET” (2025.9.16) F-2-03.
  • Hiroki Tanaka, Aghnia Dinan Maulani Heriyanto, Ryota Fukuzawa, Hiroaki Benten, Masakazu Nakamura: “Fabrication of n-type CNT/perovskite composite yarns with n-DMBI doping for flexible thermoelectric applications” (2025.9.17) PS-07-09.
  • Yuki Nishiu, Tomoki Kimura, Ryota Fukuzawa, Hiroaki Benten, Masakazu Nakamura: “Giant Seebeck Effect in Polymer Semiconductors for Flexible Thermoelectric Device Applications” (2025.9.17) PS-07-12.

フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム

  • Yuito Horita, Mayumi Mizutani, Aghnia Dinan Maulani Heriyanto, Takeshi Watanabe, Hironari Kamikubo, Masakazu Nakamura, Shinji Koh: “Electrical and thermal conductivity of single-wall carbon nanotube/degummed silk composite fibers” (2025.9.24) 1P-3.

2020年8月24日月曜日

2020年秋の学会発表

 2020年秋の学会シーズンにおける、当研究室関連の発表一覧です。

(今後、随時情報をアップデートします。)

応用物理学会講演会

・大島和真, 岡本尚文, 阿部 竜, 関本祐紀, 辨天宏明, 中村雅一:
"ポリマーコーティングによるCNT紡績糸の安定化", 第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.8)  8p-Z13-13.

・川内暁貴、小嶋晃平、阿部 竜、小島広孝、辨天宏明、辻 勇人、大井綾子、山岸正和、中村雅一:
"π共役曲面をもつジベンゾクリセンにおける巨大ゼーベック効果”, 第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.8)  8p-Z13-16.

・関本祐紀 、阿部 竜 、山本貴洋 、岡本尚文 、辨天宏明 、中村雅一 :
"3ω 法による糸状試料の熱伝導率測定における誤差要因の考察 ", 第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.8) 8p-Z09-18.

・佐藤 諒、久保田翔太、中村雅一、辨天宏明:
"全高分子ブレンド薄膜太陽電池における厚膜化達成要件", 第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.10)  10p-Z11-8.
 
・田中大史、Maeng Inhee、Lee Seungjun、 鄭 敏喆、Kwon Young-Kyun、辨天宏明、中村雅一:
"逐次真空蒸着法により成膜したCH3NH3PbBr3ハイブ リッドペロブスカイト薄膜のフォノンモード", 第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.10)  10a-Z25-2.

・山形侑嗣、Anjar Taufik Hidayat、中村雅一、辨天宏明:
"光照射型電流計測AFMで明らかにする全高分子ブレンド薄膜太陽電池の光電流生成 ",  第81回応用物理学会秋季学術講演会, オンライン開催, 2020.9.8~11 (2020.9.10)  10p-Z11-10.

応物学会以外

・(チュートリアル講演)中村 雅一:
"有機系熱電材料とフレキシブル熱電変換素子", 第69回高分子討論会, オンライン開催, 2020.9.16〜18 (2020.9.16) 1N04IL.

・M. Bhattacharya, M. Pandey, R. Abe, N. Okamoto, Y. Sekimoto, M. Nakamura:
"Aligned carbon nanotube/polymer composite films for high thermal diffusivity", The 59th Fullerenes-Nanotubes-Graphene General Symposium, On-Line, 2020.09.16-18 (2020.09.16) 1-9.

・M. Ali, N. Okamoto, R. Abe, A. AbdelMoneim, M. Nakamura:
 "F4-TCNQ Vapor-doped Single Walled Carbon Nanotubes for Thermoelectric", The 59th Fullerenes-Nanotubes-Graphene General Symposium, On-Line, 2020.09.16-18 (2020.09.18) 3P-15.


2019年9月3日火曜日

今頃になって...

つい最近、当研究室の卒業生が在学時に学生募集説明会のウェブページにてインタビューされていることに気づきました。

3年前です....


2017年3月30日木曜日

2017修了式

3月24日はNAISTの修了式、当研究室からも博士1名、修士5名が新たに巣立っていきました。
修了した皆さん、おめでとうございます。

今年は、博士課程では伊藤君が答辞の栄誉に預かり、修士課程では小泉君が最優秀学生に選ばれました。この二人は、いずれもCNT系フレキシブル熱電材料/デバイスの研究を引っ張ってきた学生です。
この成果を引き継ぐ後輩たちも大変ですが、前進を続けましょう!

小泉君表彰式(その1)

小泉君表彰式(その2)

伊藤君答辞(その1)

伊藤君答辞(その2)



2014年11月20日木曜日

中学生特別授業

今日、明日と、NAISTに近い2つの中学校から1年生の生徒全員を招き、特別授業が行われています。これは、生駒市教育委員会とNAISTが共同で長年行っている理科教育のための恒例の行事で、今回は初めて2つの中学校に枠を拡げ、3回にわけて開催することになりました。これとは別に、NAISTの若手教員や大学院生が中学校に出向いて行う出前授業も行われています。

テーマは「物質が出すさまざまな光」とし、「分子が放つ光」、「なぜ色が見える?」、「生物が放つ光」、「熱と光」の四部構成としました。およそ以下の内容を90分で行う、充実した(しすぎて時間に収めるのが大変な?)内容です。
・光は波、波長で性質が変わる
・全ての物質は原子と分子でできている
・光はエネルギー(励起状態から基底状態に移るとき光が生まれる)
・化学反応で光を作る
・ケミカルライトが光るしくみ
・実際に化学発光を見てみよう → 実験1
・人間の目のしくみ(青、緑、赤を感じる細胞)
・なぜ黄色が見える?
・白色ってなに?
・「ノーベル賞をとった光」白色LEDも実は青色と黄色からできている(2014年ノーベル物理学賞)
・光る生物
・光るタンパク質GFP(2008年ノーベル化学賞)
・生物が光る仕組み(ルシフェリン‐ルシフェラーゼ、イクオリン生物発光→GFP蛍光)
・ルシフェラーゼを光らせてみよう → 実験2
・GFPを光らせてみよう → 実験2’
・分子の振動と光(熱をもつものは光を出す)
・私たちが光っているのを見てみよう(サーモグラフィー実演) → 実験3
・物を暖める方法~熱もエネルギー
・エネルギーの種類とその間での変換(エネルギーは形を変える)
・ボールの運動エネルギーを熱に変える → 実験4
・衝撃吸収ポリマーの応用例
・二つの黒いボール(一方は弾性の高い弾むゴム、もう一方は粘性の高い衝撃吸収ゴム)をテーブルに落として跳ね返りを比較してみよう → 実験5

授業を手伝ってくれた大学院生たちも、「自分が中学生のときに、こんな授業を受けたかった」と羨んでいました。

なお、本日午前の部では、生駒市長、副市長、教育長、教育委員会の皆様も見学に来られました。その様子は、生駒市長の市長日記にも掲載されています。

追記
特別授業の様子は、このあたりのケーブルテレビで流れている生駒市の広報番組でも紹介されました。YouTubeでも視聴できます。

2014年5月20日火曜日

Batlogg先生およびHo先生セミナー講演

ISOME2014での招待講演のために来日されたETH ZürichのBertram Batlogg先生とNational University of SingaporeのPeter Ho先生にNAISTまでお越し頂き、セミナー講演をお願いしました。


Batlogg先生には、有機単結晶ならびに多結晶薄膜中でのキャリア輸送とゼーベック効果について、結果として1時間半近くセミナーを開いて頂き、学生や他研究室の若手教員の方々も含めてディスカッションを行いました。
それにしても、Batloggグループのルブレン単結晶FETの特性は本当に美しいですね。先生も言われていましたが、大抵のシリコンMOS-FETより教科書的な特性です。私も、良く講義やセミナーで言っていますが、一般論として無機半導体より有機半導体のほうがギャップ内準位がはるかに少ないということを力説されていました。
Batlogg先生の講義はいつもながら分かりやすく、学生達にもうまく質問を誘導して頂きました。質問のご褒美はスイス製のチョコレートでした。


Ho先生には、ポリマートランジスタにおけるポリマー/ゲート絶縁膜界面でのπ骨格の配向評価について講演頂きました。基板表面の化学修飾の効果として、この分野ではよく親水疎水の度合い(例えば水の接触角)で単純に議論する研究が多い中、そんなに単純ではないよ、というのが判る良い例であったかと思います。
実験テクニックとして、いくつか驚かされるものもありました。


さて、お二人には奈良ホテルに泊まって頂いたのですが、実はここには因縁があります。


この壁に掛かっている写真で判りますでしょうか?
ETH Zürich卒業生の中でも、日本人にとって最も有名な人、Albert Einstein先生です。
Einstein先生は1921年のノーベル物理学賞を受賞していますが、実はその決定は保留されており、受賞決定の報を聞いたのは1922年に日本に向かう途中だったそうです。
ノーベル賞受賞直後の有名な科学者の来日(当時、そう簡単にヨーロッパからアジアまで来られませんから)に、日本中で大歓迎されるわけですが、日本中を旅した中で奈良にも2泊されています。
そのときの宿が奈良ホテルで、このピアノはその際にEinstein先生が弾いている姿が写真に撮られた、まさに本物のピアノです。

お二人とも、子供のようにはしゃいでいました。大抵の物理学者にとってEinstein先生はヒーローですからね。

2014年3月14日金曜日

伊藤君、最優秀学生賞受章

M2の伊藤君が前期課程修了者の中から選ばれる最優秀学生賞を授与されました。
3/8のオープンキャンパス(研究成果報告会)において、受賞講演を行いましたので、お知らせします。


左から、垣内研究科長、後期課程受賞者である水野斎君(量子物性科学研究室、前期課程受賞者の大橋賢次君(光情報分子科学研究室)、山下正貴君(有機光分子科学研究室)、伊藤光洋君(有機固体素子科学研究室)。なんと、今回、全員が有機エレクトロニクス関連の研究テーマでの受章です。

 




オープンキャンパスに訪れた人たちの前で研究発表を行いました。

さらに、オープンキャンパス開催中、ポスターを前に質問に答えました。長時間お疲れ様でした。


2014年3月3日月曜日

2014年春応物学会発表

2014年第61回応用物理学会春季学術講演会での、当研究室関連の発表一覧です。

柴瀛,村山龍平,小島広孝,松原亮介,中村雅一 :
"ワイドギャップ有機光電変換素子の開放端電圧に関するインピーダンス分光法による解析", 第61回応用物理学会春季学術講演会(青山学院大学相模原キャンパス), p.12-??? (2014.3.18) 18a-PA6-20.

松原亮介,中村峻介,小島広孝,中村雅一 :
"新規多結晶モデルによる有機多結晶膜における移動度制限要因の解析", 第61回応用物理学会春季学術講演会(青山学院大学相模原キャンパス), p.12-??? (2014.3.19) 19p-E16-1.

上田智也,李世光,藤井勝之,小島広孝,松原亮介,中村雅一:
"OFET構造を利用したTHz波センサの基礎検討(II):ゲート電場変調吸収スペクトルのFDTD法を用いた解析", 第61回応用物理学会春季学術講演会(青山学院大学相模原キャンパス), p.12-??? (2014.3.20) 20p-E6-3.

阿部竜,伊藤光洋,高橋功太郎,小島広孝,松原亮介,葛原大軌,山田容子,中村雅一 :
"構造相転移に基づく伝導機構変化を利用した新奇有機熱電材料の探索(I):ベンゾポルフィリン類縁体", 第61回応用物理学会春季学術講演会(青山学院大学相模原キャンパス), p.12-??? (2014.3.20) 20p-E6-7.

2013年10月26日土曜日

École Polytechnique

今、パリ郊外にあるÉcole Polytechniqueに来ています。(と書こうと思ったのですが、実は滞在最終日にネット接続がトラブって、関空までに戻ってから書き込んでいます。)

Écoleについては、超有名なフランスのエリート校なので、いまさら説明するまでもないと思いますが、日本では馴染みの無い制度なので、なかなか本当のところは理解できませんね。今回も、もう一カ所大学を訪問したのですが、そちらも含めて、フランスの高等教育と研究の制度は日本とかなり異なるので、私も未だによくわからないことだらけです。

規模は小さいですが、何しろ歴史がありますから、OBや教員にはいろんな有名人がいます。上の写真は、学内の通路にある歴史の展示なのですが、日本でもよく知られた人が何人かでてきます。

例えば、ここにはアンペール大先生について書かれています。
個人的にはこの方が一番馴染みが深いですが...








こちらはマンデルブロー大先生です。
数学や情報系の人なら、こちらのほうが有名でしょうか?








そもそもの用件は、X-Forumと呼ばれる、École Polytechniqueの学生が伝統的に主催しているキャリアイベントにて、学術交流と交換留学の協定校としてインターンシップの説明を行うためです。
フランスを中心とした、ヨーロッパ中のそうそうたる有名企業が、参加しており、École Polytechniqueの学生の就職活動に貢献しています。

出展しているのは企業だけでなく、欧、米、そしてアジアの様々な有名大学が、研究インターンシップやPhDプログラムへの勧誘を行っています。
ざっと見て回ったところで、TU Delft、ETH Zurich、Imperial College of London、KIT、Univ. of Cambride、Columbia Univ.、UC Berkeley、MITなどなど、そうそうたる顔ぶれです。

ここが、奈良先端大のブースです。学生がホールに入場してくるメインルート上で、なかなか良い場所に設定してもらっています。この島は「アジアの大学コーナー」になっていて、隣は慶応大、裏にはシンガポール国立大、東京大、精華大のブースがありました。ただし、残念ながら、みなさんポスターも説明員も少なく、「本気」を感じられるのは我々のところだけでした。
途中、ブースでの説明を離れて、以前からの知り合いであるGilles Horowitz先生の研究グループを訪問してきました。
ここは主にCNRSの研究チームですが、3年ほど前に本拠をÉcole Polytechniqueに移したそうです。当研究室の学生の研究留学先として、今後お世話になるかもしれません。

2013年3月5日火曜日

2013年3月 受験生のためのオープンキャンパス

3月9日(土)に「受験生のためのオープンキャンパス」が開催されます。
NAIST受験を検討している人はぜひ見学に来て下さい。
当研究室も、院生による成果報告や研究室見学会を開催します。

なお、当日は有名な東大寺のお水取り(正式には「修二会」と言います)の期間です。12日がクライマックスですが、有名な二月堂での「お松明」は3月1日から連夜行われています。
遠方から来られる人は、近辺に一泊して見に行かれることをお勧めします。

2012年5月30日水曜日

受験生の人への情報


当、物質創成科学研究科では、今年度の前期課程受験からTOEIC(その他点数が換算できるテスト)のスコア提出が必須になっています。ときおり質問があるようですので、ここを見に来たTOEIC未受験の前期課程受験者のために、現時点でわかる情報を掲載します。

第1回入試には、これからTOEIC公開テストを受験してもスコア提出は間に合わないそうです。

第2回入試には、7月22日試験日のTOEIC公開テストを受験すれば「受験当日に」スコア提出が可能らしいとのことです。
このテストの申込は、6月12日12:00まで(インターネット申込み)です。詳細は下記TOEIC Webページをご覧ください。

2012年3月14日水曜日

Ateneo de Manila University からインターンシップ

現在、フィリピン Ateneo de Manila University から、Philipp M. Gotico君がインターンシップのために当研究室に滞在しています。
化学と材料科学を専攻した人ですが、ぜひデバイス系の研究室を体験してみたいということで当研究室を希望したそうです。
2週間弱という短い期間で、しかも学会と就活で学生の人達が忙しい時期だったのですが、満足してもらえたでしょうか。

この写真は、彼が当研究室で作成したOTFTの特性を測っているところです。
体験コースなので、スゴイ特性が出たわけではありませんが、なかなか再現性よく実験ができていたようです。

2011年12月10日土曜日

教科書

修理に出していたMacBook Proの引き取りついでに、来期担当予定の講義の参考のための教科書を買いだしに行きました。
奈良先端大に来てからは、ちょっと珍しい本など買いに行く場合、たいていジュンク堂 千日前店に行きます。
大阪の人はよく知っているでしょうけど、この千日前店は「なぜここに巨大書店が?」と思えるくらいにぎやかなスポットにあります。
右の写真は、入り口のところでテレビの録画撮りをしている「ジャルジャル」(たぶん...間違ってないですよね?)のみなさん。
こんなロケ現場にも、よく出くわします。
何しろ、向かいが笑いの殿堂「なんばグランド花月」、下が「NMB48劇場」ですから。
そういえば、前回はNMBメンバーの撮影にも出くわしました。

いや、そういうナンパな理由ではなく、このジュンク堂の2階には、なんとか大辞典や岩波の歴史的な教科書まで、教科書・専門書類がかなりそろっているんです。
本日は、四冊で合計1万円ちょっとの出費でした。
もちろん、私費です。

最近、こういう専門書を置く書店がだんだん減っています。かつて大学の周辺には書店や古本屋が集まっていたのですが、それも閉店が続いています。それどころか、学内の書店までなくなってきています。
最近の大学生は本や教科書を買わないのだそうです。

教科書は、自腹で買ってこそ見返りに役に立つものを得なければと思って勉強しますし、心置きなく書き込んだり印をつけたりもできます。
大学レベルの教科書こそ、高いとは言え自腹で買うべきだと思います。凡人にとって、とてもすべて頭にはいるものではないですから、外部メモリとして後々のために残しておくという役割もあります。
加えて、知識や知的活動には正当な対価を払うべきです。
そういえば、自分が働いている、あるいは、働いていた会社に対して、発明に対する正当な対価を求める訴訟が一時期相次ぎましたが、あの方々は教科書やハンドブックをコピーで済ませたりしていないと信じたいです。

最後におまけ。
難波から奈良に向かう近鉄電車が生駒山を登るときの車窓からの眺めを貼っておきます。
写真ではあの雰囲気が出ないのがつらいところですが。

2011年10月21日金曜日

このタイミングで停電

明日(10/22)は第2回入試の結果を受けての合格者オリエンテーションですが、タイミングが悪いことに翌日曜日が全学停電となるため、金曜夜の時点ですでにいくつかのWWWサーバーがストップしています。明日はほぼ全滅状態になるはずです。
明日来る予定の人にはすでに必要な情報は郵送されているのでしょうけど、なんでもすぐウェブで情報を得る時代なだけにちょっと不親切ですね。

2011年7月21日木曜日

Knipp先生来訪

投稿が遅くなりましたが、7月21日に、ドイツ Jacobs University BremenのProf. Dietmar KnippがNAISTに来られました。
Knipp先生は、各種半導体デバイスの電気的評価と動作解析を得意とされている研究者で、かつてアメリカでは有機FETを精力的に研究しており、最近は無機太陽電池にも研究を拡げています。



せっかくの機会ですので、光ナノサイエンス特講の一貫として、学内で講義をお願いしました。太陽電池における基板テクスチャの効果を、FDTD法を用いたシミュレーションで詳細に解析した結果について、判りやすく解説して頂きました。

出席が単位になるドクターコース院生以外にも、いろいろな研究室から30人近い人達が集まりました。

講義終了後、当研究室の学生の人達としばし談笑。
Jacobs University Bremenは、ドイツでは珍しく授業などがすべて英語で行われ、学生も外国人が大半を占める大学です。そのせいか、英語がおぼつかない学生をあしらうのに慣れておられる様子でした。
研究室の学生の皆さんにも良い経験になったことでしょう。



Thanks, Prof. Knipp!

2011年7月11日月曜日

OB訪問

この春千葉大で修士修了し、あるメーカーの亀山事業所に配属されたM君が、土曜日に突如研究室に現れました。

写真は、後輩達と白々しく笑うM君(中央)。

会社でも新人のうちはあまり責任がないですから、研究室時代より楽に感じるかもしれません。それも1、2年の間だけなので、今のうちに羽を伸ばすとともに、自己研鑽を怠らないようにして下さい。

ところで、イニシャルにしてもあんまり意味はないのですが、個人情報保護がうるさく言われる昨今、一応イニシャルにしております。

2011年4月19日火曜日

高校数学でわかる半導体の原理

ふと気が向いて、「高校数学でわかる半導体の原理」(講談社ブルーバックス、竹内 淳 著)なる本を読んでみました。
タイトルを見て「高校生に解るように書くと、その手の本によくあるように解ったような解らないような中途半端な説明にしかならんだろ?」と思いつつ読み始めたのですが....
とんでもない!
電気電子系の大学学部レベルで習う半導体に関するエッセンスは、ほとんどすべて詰まっています。しかも、説明が解りやすい。

大学で半導体を習ったことがない人だけでなく、すでに専門科目の初級レベルをクリアした人にも一度読んでみることをお勧めします。何カ所かは、「ああ、あれはそういうことだったのか」という再発見があるかもしれませんよ。

通販でも買えますので、リンクを張っておきます。
講談社
Amazon
紀伊國屋書店

来月の「実験実習」でも、参考書として使おうかと考えています。

MN

2009年9月24日木曜日

当研究室の学生必読本

院生のP君と話をしていて、我々の研究室での必須知識について講義してほしいとリクエストされました。
まあ、そういうのもなかなか難しくって、よほどまとまった時間を取らないかぎり極簡単な話にしかならないし、また、人によって必須知識だと思うものも違うので、講義としてやるのはお互いコストパフォーマンスがよくありません。
我々の研究分野においていくつか必読の教科書があるので、それを手元に置いて、興味と自分のレベルに応じて何度も読むというのが一番だと思います。もちろん、わからないところとか疑問に思ったところは、いつでも質問に来てくれれば喜んで答えます。

そう思って学生の部屋を探し回ってみたのですが、どうやら、以前から研究室の学生の皆さんに「これだけは必読」と言っていた本が今では伝わっていないようです。
そこで、ここで改めていくつか挙げておきます。

まずは、絶対外せないこれ!
・木下 是雄 (著) 理科系の作文技術
理工系の大学生の必読本です。少々古くなっている感もありますが、今でも原理原則はまったく変わっていません。
四年生の人!卒研に取りかかる前に必読ですよ。

あとは、今いくつか思いついたものを挙げます。
・堀越 源一 (著) 真空技術 (物理工学実験)
当研究室のほとんどのテーマで大なり小なり真空を使います。
以前なら、この手の本を輪読したのですが、最近おろそかになってしまっています。ぜひ手元において、真空引きの待ち時間に人類の英知の一つである真空技術を学んで下さい。
(他にも類似の本はいくつかあります)

・Simon M. Sze (著) Physics of Semiconductor Devices
忘れてはいけない、半導体デバイスのバイブルです。論文のリファレンスでもよく見かけますね。半導体デバイスに関わる研究者、技術者のバイブルです。読んだことがない人はもぐりです。

・薄膜材料デバイス研究会 (編集) 薄膜トランジスタ
ちゃっかり宣伝もしておきます。
半導体物性およびデバイスについての学部レベルの教科書は、皆さん必ず持っているでしょう。しかし、薄膜トランジスタ特有の物理や作成プロセスなどについては、まとまった教科書は少ないのです。これはその貴重な一冊です。TFTに関わる人は必読です。

・上羽 牧夫 (編集) 結晶成長のしくみを探る―その物理的基礎 (シリーズ 結晶成長のダイナミクス)
当研究室でも、様々な形で結晶成長に関わる現象を扱うはずです。この手の本に一度目を通しておいて、「なぜこうなるんだろう?」と思ったときに学びながら現象の理解と説明ができるようになって下さい。

今日はここまで。
教科書というのは、手元にあるのと図書館で借りるのとでは大違いです。「積ん読」も実は価値があって、机に積んであれば、必要なときに時間のロス無く紙媒体を自分の記憶の延長として使えるのです。
買いそろえると高いですが、これらのリンク先を見てもわかるように、最近はネットで簡単に古本が買えます。ぜひ、自分の本として購入して下さい。

MN

2009年9月1日火曜日

理科ナビ

東京理科大がこんなサイトを作っています。
http://rikanavi.tus.ac.jp/

つい興味をそそられたので、私自身もやってみました。

結果は...

思考・行動ベースでのオススメ学科は基礎工学部材料工学科、興味・関心ベースだと一番関連が強いのが理学部応用物理学科でした。
これらの学科の他に、「学び方」で適合性が高いのが生物工学科、電子応用工学科など、「興味」の適合性が高いのが物理学科、化学科などでした。
まあ、今選ぶなら、さもありなんです。
いや、今に限らず、昔から興味と適合が食い違っていることは自覚しています。学際領域をやるには、そのほうが良いかと思います。

すでに千葉大電気電子系に入学してしまった皆さんも、自分の本当の姿を知るきっかけとして、ぜひやってみて下さい。

MN

2009年8月6日木曜日

仕事に役立つ?

当研究室のOBに、「大学や研究室で学んだことで仕事で役立っていることは何か?」というアンケートを採ってみようと思ったことがありました。結局は、連絡が取れる人数が少なく(連絡先不明になっている人が結構多い)、研究室単位ではあまり意味のある数がとれないだろうということで諦めたのですが、その後こんな記事を見つけました。

Tech-On!読者1000人に聞きました 第2回:新人の時に苦労したこと
「学生時代の研究や勉強は,今の仕事でどのように生きていますか」


記事の様子からは、回答がバラバラだったことが伺えますが、それらの回答を大まかに(1)基礎的な知識、(2)論理的な思考、(3)問題解決へのアプローチ、(4)研究や調査の仕方、(5)直接的なスキル、(6)人脈、の6つに分類しています。
このうち、回答が多いらしい(1)〜(4)について、現役院生の皆さん向けに考えてみます。

(1)基礎的な知識
数学や物理、化学、材料力学、機械力学、電磁気学、電気回路学など、大学の一般教養課程あるいは高校で学ぶ知識を挙げる回答が多く見られました
とのこと。これは、もっともだと思います。理学でも工学でも、専門知識が先に進めば進むほどそれを使う場面が限られてきます。そういう意味でも、基礎科目について十分理解し、いざというときに使いこなせることが大卒技術者の最大の強みだと思います。ここの学科でも、数学、電磁気学、回路理論はみっちり仕込まれている「はず」です。(この点については、院試をやる意義が大きいですね。)また、研究室での研究を進める中でも、それら基礎知識を復習したり応用力をつけたりする機会があるはずです。
この裏返しとして、
一方、「学生時代の研究などを通して学んだ専門知識が直接役立っている」という回答はほとんど見受けられませんでした。
ということも書いてあります。これも当然。先ほど述べたように、理学的な専門知識については、高度になるほどちょっと分野がずれると使い道がないことが多いです。技術的かつ実用的な専門知識に至っては、年月が経ってその技術分野が進化してゆくと使い物にならなくなります。場合によっては、5年も経つと陳腐化します。大学院での研究活動そのもので得た「研究での実用知識」は、その道で研究を続ける少数の「研究エリート」(ちょっと皮肉がこもってます)以外の人にとって、直接お役にたつことは少ないでしょう。でも、後述しますが、研究活動は決して無意味ではありません。

(2)論理的な思考
(3)問題解決へのアプローチ
(4)研究や調査の仕方
まとめて論じますが、これらこそ研究室で身につけて欲しいことです。何をやれば鍛えられるかは想像つきますでしょうか?
これらに教科書はありません。まったく無いわけではありませんが、やはりこれらはstudyの対象ではなく、learningあるいはtrainingによって身につけるものだと思います。この、learningあるいはtrainingという姿勢が年々薄れてきているように思えることが心配です。
実験系の研究の大まかな流れは次のようになると思います。(細部は異なりますが、この大まかな流れは企業で研究する場合も同じですね。)
(a)何を研究すべきか、テーマの大筋を考える。
(b)どのようにそれを実現するかのプランニングを行う。
(c)研究を遂行するための予算(場合によってはメンバー)を獲得する。
(d)今どのような実験を行うべきか必死に考える。
(e)それを確実に行う方法を考え、必要であれば実験装置を構築あるいは改良する。
(f)細心の注意と全てのノウハウをつぎ込み、実験を行う。
(g)出た結果について死ぬほど一所懸命に考える。
(h)新事実が確かであることを確認するまで、あるいは、技術的な進歩が一段落するまで(d)〜(g)を繰り返す。
(i)得られた結果をまとめ、他の研究者を納得させられる状態にして学会や論文などで発表する。
(j)一定の目的を達するまで(a)〜(i)を適宜繰り返す。

修士院生の人たちは(a)〜(c)は要求されませんが、(d)〜(i)のプロセスはぜひ2巡くらい体験して「論理的な思考、問題解決へのアプローチ、研究や調査の仕方」を会得して欲しいと考えています。しかも、どうせやるなら、これ以上無理というまで頑張った上で、一流の仕事を体験して欲しいものです。スポーツと同じで、楽をしていては個人の能力が高まりませんから。
なお、博士院生の人は、(a)~(c)のやり方も身につけるべし!

MN