2013年6月23日日曜日

平本先生公演

講演の間違いではありません。音楽の公演です。


有機太陽電池業界では知らない人がいないほどの有名人である、分子研の平本先生(以前、当研究室にもいらっしゃいました)からお誘いを受け、先生のソロリサイタルを聴きに行ってきました。








平本先生とは、私が有機分子を触り始めた1990年代半ばからの知り合いで、最近は趣味の声楽でもプロ並みにご活躍されているという噂は耳にしていました。長らく関東在住だったので生で目にする(耳にする?)機会がなかったのですが、始めてリサイタルを聴きに行く機会を得て、土曜夜に家内と梅田のザ・フェニックスホールに出かけました。
同じくお誘いを受けた研究者の面々(面識があって挨拶したのは6名ですが、あまり知らない若手の方々も多数)もいたのですが、観衆の大部分は年配の方々で、開演前の行列を見たときは会場を間違えたかと思うほど。














それにしても、すばらしかったです!
素人の私から見ても、平本先生の歌は本物だと思います。こちらでも十分プロとしてやっていけるのではないでしょうか。
すごく中音が響くホールで、そこの2階席正面で聞いていたのですが、クライマックスではホールが共鳴して震えるかと思うほどの声量でした。さすが、大音の有名な声楽の先生が入れ込むはずです。

平本先生の歌もすてきでしたが、会場であるザ・フェニックスホールもすてきでした。
天井まですごく高さのあるホールで、弦楽だと残響が天から降ってくる感じが味わえそうです。
さらにすてきなのが、これ。
















後半から、舞台後ろのカーテンがするすると上がっていきました。
すると、目の前の梅田新道交差点がまるでCG合成のような背景となります。
この夜景をバックに、ロマンチックな音楽なんて、いいですね~。もし御堂筋がまっすぐ見えたら、ちょっとシャンゼリゼっぽくて良いのですが、さすがに角度的に無理でしょう。

ちなみに、この梅田新道交差点、国道マニアには有名な交差点です。
国道1号の終点にして、国道2号の始点です。さらに、奈良先端大前を走る国道163号の始点(すごく余談ですが、終点は私の実家付近)でもあります。

と、あいかわらず話が発散しますが....
平本先生、すてきな夜をありがとうございました。

2013年6月9日日曜日

ウェアラブル

プライベートでも、研究に関連するいろいろな実験(あるいは耐久試験)をしていますが、今回の実験はこれ。

オーストリアの会社が売り出しているSunnyBAGという製品です。敢えて判りやすい色を買ったので、一目瞭然かと思いますが、フレキシブル太陽電池付きのバッグです。
2枚貼り込まれているのは、フレキシブルな三層スタック太陽電池です。詳細は今ひとつ不明です。
ここにバッテリーパックがあり、これで発電した電力を貯めるとともに、USB出力からモバイルデバイスを充電します。
バッグの蓋を開けるときに、いやでもソーラーパネルは曲がります。よほど曲げに対する耐久性に自信があるのでしょうね。
パネルの最大出力は3Wだそうです。パネル面積がおよそ380cm2ありますから、変換効率としては8%くらいになります。

フレキシブルソーラーパネルやバッグ本体はオーストリア製で、このバッテリーパックはドイツ製なので、価格は€208(ついでに送料が€35)と、それなりのお値段します。これに日本の関税¥1,200と消費税¥830が加わりますので、覚悟して下さい(?)。




さて、いずれアクションスペクトルでも測定してみるかな?
続報、ご期待下さい。