2009年4月2日木曜日

応物学会@つくば


この春も、応物学会のシーズンになりました。
今年は、3月末から4月頭にまたがってしまったため、卒研説明会と重なったり、M2の人が発表不可能になったり(そもそも、修了した人が自発的に発表することなど、めったにありませんが....)なにかとやりにくい日程でした。
本日(1日)には、当研究室関連の発表もすべて終了し、何人かのOBや関係者も加わって打ち上げもすませました。
(院生の出席率があまりにアレなので、写真は割愛します。)


つくば在住のOB、大橋君もますます元気そうでした。
写真は、自転車にて颯爽と現れた大橋君。(本人の希望で、顔はモザイクにしました。)
その調子で、仕掛かりの論文もよろしくね。

MN

2009年3月22日日曜日

減点主義と加点主義

あるベンチャー企業の社長がブログかなにかで意見を書き込んでいるのを目にした記憶があります。
曰く、日本の社会は減点主義である。ベンチャー企業というのは、本来ゼロからスタートするわけであるから、最初は加点主義で始まる。しかし、成長するに従って減点主義の人たちが現れてきて、チャレンジ精神を奪ってゆく。減点主義に陥ったベンチャー企業はただの零細企業であると。(記憶で書いているので、違ったらゴメンナサイ。)

私は、大学における教育も研究も加点主義であるべきだと考えています。(私の講義を受けたことのある人なら、加点方式のレポートや質問加点などで恩恵を被ったことないですか?)
教育においては、そもそも大学まできたのなら、得意分野を伸ばすことと、自ら主体的にチャレンジすることが大事だと思うからです。研究においては、言うまでもないですね。無難なことばかりやっていては新しい発見も発明もありませんから。加点主義では、新しく難しいことをやって失敗することはプラスに評価されます。失敗を次のチャレンジに活かせば良いのです。

人間関係でも、加点主義のほうが良いそうです。
相手の悪いところばかり見るとまさに悪循環に陥って、かならず人間関係が壊れます。誰かのことが嫌いになりそうになったら、その人の悪い点を思い出すのではなく、その人の良い点を並べたてるのです。子育てなどもそうです。一番やってはいけないことは、「あれをしてはいけない。これをしてはいけない。」と次々にダメだしすることだそうです。
これはある小児科医の話だったと思います。その人は、「私は、親の『過保護』が子供をダメにした例を見たことがない。子供をダメにするのは、親が常にあれこれ指示をする『過干渉』である。」というふうに言っていました。

でも、現実に、日本の社会は確かに減点主義の色合いが強いと思います。他人に対して「過干渉」な人も多いように思います。就職における新卒至上主義や、履歴書の空白が大きなマイナスポイントになることなどもその一例でしょう。また、いくら加点主義が良いと言っても、大きな良いことをすれば、小さな悪いことならしても良いのだと考えるのは問題です。
なので、学生の皆さんには、大学でも社会に出てからも、積極的にチャレンジする心はそのままで、どうしても落としてはいけない重要なことは慎重に減点主義を取り入れることをお勧めします。どんな組織にもかならずいる「TVドラマの教頭先生タイプ」の減点主義者につけいる隙を与えないようにしてください。

MN

2009年2月1日日曜日

Michael Krögerさん来訪


1/30に、Princeton大学のKahn先生のところでポスドクをやっているMichael Krögerさんが当研究室を訪問されました。
(写真は、研究室ではなく、焼き鳥屋ですが....)

G-COEセミナーとしての研究紹介の他、ラボツアーや個別の研究ディスカッションなどで、こちらも充実した一日を過ごすことができました。我々と同じく、彼もドーピングについて突っ込んで研究しているので、いろいろと参考になりました。院生の人も何人か直接ディスカッションを行っていましたが、良い経験になったことでしょう。

Thank you, Dr. Kröger!

2008年12月17日水曜日

G-COE国際ワークショップ


いよいよ、明日、明後日とG-COE他主催の国際ワークショップ
Workshop on Electrical and Electronic Properties in Crystalline Thin Films of Small Molecules
が開かれます。
中村の個人的な趣味で十数人の国内外の研究者を集めた濃いワークショップですので、濃い議論ができると思います。楽しみです。
院生の皆さんも、ぜひ考えながら聞いて下さい。

MN

2008年12月4日木曜日

2008 MRS Fall Meeting

恒例、MRSのFall Meetingに来ています。
今年のボストンは、まあまあ暖かい晴れた日が続いていて、町中を見物するのにも良い季候(といっても仙台よりやや寒い)です。
写真には、よく見ると馬に乗ったポリスが写っているはずです。町並みといい、こういうポリスといい、ボストンはアメリカの都市の中では良い味だしてます。日本で言う京都のような位置づけですからね。
会議もいつも通り盛大に行われていますが、今年は有機トランジスタと有機太陽電池関連の発表がかなり多くなっていました。アメリカではエネルギー関連に予算がシフトしているらしく、有機エレクトロニクスの中では太陽電池が盛り上がっています。
有機トランジスタに関わるところでは、大面積機能構造のシンポジウムGと有機半導体デバイスのシンポジウムHという関連するシンポジウムが2つあり、それぞれ4日間ありましたから、どちらにもそれなりの件数の発表がありました。有機ELや太陽電池を含むシンポジウムはこれとはまた別です。
日本のこの分野の研究者も多数来ていましたが、今年はなぜか中堅どころが多く、大御所の先生方はあまりいないという印象でしたね。

あるとき会場で講演を聴いていて、ふと横をみたらどこかで見覚えのある顔が....というか、見覚えのある顔をちょっとアレンジしたような顔。
以前ポスドクで当研究室にいて、今はドイツのForschungszentrum Karlsruheで仕事をしている岡村君です。
いや、まさかロンゲになっているとは思いませんでした。


さすがに月から金の間にはあまり聞きたいものが無い時間帯もありますし、そもそも夕方オーラルセッションが終わってから夜のポスターセッションが始まるまでに3、4時間あるので、ショッピングや観光の時間もそれなりにとれます。私は何度も来ているので、あまり珍しいところがないのですが、ちょっと欲しい買い物があってハーバード大のあたりまで行ってきました。
写真は、創立にかかわったジョン・ハーバード氏(創始者というわけではないらしい)の銅像がある広場です。プリンストン大もなかなかいい雰囲気ですが、こちらは大都市の町中にあるところがいいですね。アメリカの大学の例に漏れず、キャンパス内をリスが走り回っています。千葉大におけるねこちゃんみたいなものですね。
ちなみに、このキャンパスのあるのはケンブリッジ市ですがボストン市のすぐ隣で、街が続いています。グレーター・ボストン都市圏の一部です。
MRSの会場からも歩いていけなくは無い距離ですが、さらに徒歩圏にかのMITがあります。この2大学合わせるとノーベル賞受賞者100名超えるらしい.....さすが!

MN

2008年11月22日土曜日

飛び入りゲスト


中村グループの共同研究先であるイスラエル Tel-Aviv University の Rosenwaks先生のグループで、共同研究の実験を担当しているShay Yogevさんが急遽訪問されました。
成田からの移動途中にふらっと立ち寄れるロケーションにあるというのは、千葉大のメリットですね。
共同研究の実験結果についても、定例のグループミーティングを延長してディスカッションすることになり、メールや電話でやりとりするよりはるかに有意義にディスカッションができたと思います。
有機半導体薄膜で、これまでよく解らなかったことが解ってきたように思います。
今後に期待しましょう!

MN

2008年11月6日木曜日

TFTテキスト


薄膜材料デバイス研究会第5回研究集会に出席した方はご存じと思いますが、同研究会編の教科書「薄膜トランジスタ」が出版されました。
従来、TFTに特化した日本語の教科書がなく、大学や企業で関係する研究開発を始めた人にとって、あちこちに分散した知識をまとめて学ぶことが困難でした。
そこで、薄膜材料デバイス研究会の組織委員を中心に新たに本を作ったのです。
Si-MOSトランジスタとは異なる点についても詳しく書かれており、Si系のTFTについては作製技術や評価技術についてもかなり記述されています。
現時点で書ける範囲で、酸化物半導体や有機半導体についても簡単な記述を入れてあります。
目次はこちら。

是非ご一読下さい。

MN

2008年11月2日日曜日

薄膜材料デバイス研究会第5回研究集会開催のお知らせ

薄膜材料デバイス研究会の第5回研究集会が終了しました。

年々参加者が増え、ついに200人に達しました。
おかげさまで、従来から使っていた小規模な会場が使えなく
なってきて、今回は写真のように立派な「なら100年会館」で開催されました。
中ホールを使っての開催でしたが、初日夜は隣の大ホールでスガシカオのコンサートでしたね。当日券売っていましたから、薄材研に参加した
学生で突発的にコンサートに行ってしまった人もいるとかいないとか...

今回のもう一つ会場関連で制約がありました。写真の方々の旅程と重なったからです。

こんなケータイのピンぼけの写真では全然何のことやら判らないかもしれませんが、このクルマの後部座席左側が天皇陛下、右側が皇后陛下です。
この時期ちょうど正倉院展が開かれているのですが、それに天皇皇后両陛下が来られていたのです。(前日はチャールズ皇太子でしたが。)
写真は、薄材研開催前日の準備のために、100年会館に集合するために道を歩いていて、偶然遭遇したところです。これで、信号10分待ちになりました。
未確認情報ですが、この夜は翌日薄材研のバンケットが開かれたホテルに宿泊されたという噂です。


写真はポスター会場の様子です。F君発表中。
このバックに写っているのが、オーラル会場で、珍しくホールの上半分がガラス張りです。残響を押さえる特殊なフィルムが貼られたガラスらしいですが、それでもエコーが豊かでしたね。研究発表ではなく歌でも歌えば気持ちよかったかもしれません。
ポスター会場も、ホールのウェイティングで使ういわゆるホワイエと
いうところでやったので、ちょっと変形会場でした。途中が大階段なので、準備作業で足が疲れました。

こちらは、T君発表中の写真。
瀧宮先生とディスカッション中です。決して二人で瞑想しているわけではなく、たまたまシャッターのタイミングが悪かったようです。申し訳ありません。
今回写真がありませんが、D1の松原君の発表が「ベストペーパーアワード」に選ばれました。おめでとうございます!
表彰式の写真がない(私は副賞贈呈係をやっていたので撮れませんでした)ので、入手次第追加しますね。

MN


追記:
松原君の表彰式の写真をアップします。
おめでとうございます。