2009年7月21日火曜日

日本の製造業の存在感

景気が悪くなるたびに、どうしても製造業の不調に関連する報道が増えます。それだけ、日本における製造業の景気全体や雇用に与える影響が大きいからなんでしょうけど。例えばサービス業なんかも、固定費が大きいだけにもっと厳しいはずですけどね。
そういうネガティブな報道が増えると、世の中全体に日本の製造業がヤバイのではないかという印象がもやもやと漂います。ここはひとつ、そんなことは無いというのを確かめましょう。

このブログでも以前話題に出したことがある、Forbes The World's Biggest Companies の 最新版 より、いかにも製造業という業種ごとの企業ランクを拾ってみました。
業種の区分が日本国内とは異なりますので、よく知られた企業が意外なカテゴリーにランクされているかもしれませんので、ご注意。


【Chemicals】 上位30社中、日本企業5社
1 BASF Germany
2 Saudi Basic Industries Saudi Arabia
3 Bayer Group Germany
4 EI du Pont de Nemours United States
5 Aire Liquide Group France
6 Monsanto United States
*7 Shin-Etsu Chemical Japan
8 Dow Chemical United States
*9 Mitsubishi Chemical Japan
10 Mosaic United States
11 Syngenta Switzerland
12 Potash of Saskatchewan Canada
13 Praxair United States
14 Nan Ya Plastic Taiwan
*15 Sumitomo Chemical Japan
16 Yara International Norway
17 Air Prods & Chems United States
*18 Asahi Kasei Japan
19 Formosa Chems & Fibre Taiwan
20 PPG Industries United States
21 Solvay Group Belgium
22 Agrium Canada
23 Formosa Plastics Taiwan
24 Royal DSM Netherlands
25 Akzo Nobel Netherlands
26 Rohm and Haas United States
27 K+S Germany
28 Ecolab United States
29 Industries of Qatar Qatar
*30 Mitsui Chemicals Japan

【Construction】 上位30社中、 日本企業7社
1 Vinci Group France
2 ACS Group Spain
3 Saint-Gobain France
4 Bouygues France
5 Lafarge France
6 Holcim Switzerland
7 CRH Ireland
8 CCCC-China Communications Construction China
9 Acciona Spain
10 HeidelbergCement Germany
11 China Railway Group China
12 China Railway Construction China
*13 Daikin Industries Japan
*14 Asahi Glass Japan
15 Eiffage France
16 FCC Spain
*17 Sekisui House Japan
18 Cemex Mexico
19 Fluor United States
20 Grupo Ferrovial Spain
21 Orascom Construction Inds Egypt
*22 Kajima Japan
*23 Shimizu Japan
24 Skanska Sweden
*25 Daiwa House Industry Japan
26 Enka Turkey
*27 Obayashi Japan
28 Siam Cement Thailand
29 Jacobs Engineering United States
30 Royal BAM Group Netherlands

【Consumer Durables】 上位30社中、日本企業12社!!
*1 Toyota Motor Japan
2 Volkswagen Group Germany
*3 Honda Motor Japan
4 Daimler Germany
*5 Nissan Motor Japan
*6 Denso Japan
7 Hyundai Motor South Korea
8 Fiat Group Italy
9 BMW Group Germany
10 Porsche Germany
*11 Fujifilm Holdings Japan
12 Renault France
*13 Suzuki Motor Japan
*14 Toyota Industries Japan
*15 Aisin Seiki Japan
16 Michelin Group France
17 Ford Motor United States
18 SAIC Motor China
*19 Bridgestone Japan
*20 Mitsubishi Motors Japan
21 Peugeot Groupe France
*22 Mazda Motor Japan
23 Johnson Controls United States
24 Hyundai Mobis South Korea
25 General Motors United States
*26 Isuzu Motors Japan
27 Continental Germany
28 Whirlpool United States
29 Genuine Parts United States
30 Fortune Brands United States

【Household & Personal Products】 上位30社中、日本企業4社
1 Procter & Gamble United States
2 L'Oréal Group France
3 Christian Dior France
4 Kimberly-Clark United States
5 Henkel Group Germany
6 NIKE United States
7 Colgate-Palmolive United States
8 Inditex Spain
9 Reckitt Benckiser Group United Kingdom
10 Richemont Switzerland
11 SCA-Svenska Cellulosa Sweden
*12 Kao Japan
13 Adidas Germany
*14 Toray Industries Japan
15 Luxottica Group Italy
16 Avon Products United States
17 Beiersdorf Germany
18 VF United States
19 Swatch Group Switzerland
*20 Shiseido Japan
21 Clorox United States
22 Estee Lauder Cos United States
23 Mattel United States
24 Hermès International France
25 Polo Ralph Lauren United States
26 Coach United States
27 Eastman Kodak United States
*28 Makita Japan
29 Hasbro United States
30 Energizer Holdings United States

【Materials】 上位30社中、日本企業5社
1 ArcelorMittal Luxembourg
2 BHP Billiton Australia/United Kingdom
3 Rio Tinto United Kingdom/Australia
4 Vale Brazil
*5 Nippon Steel Japan
6 Xstrata Switzerland
7 Posco South Korea
8 Anglo American United Kingdom
*9 JFE Holdings Japan
10 China Shenhua Energy China
11 MMC Norilsk Nickel Russia
12 Baoshan Iron & Steel China
13 Areva Group France
*14 Sumitomo Metal Inds Japan
15 Nucor United States
16 Barrick Gold Canada
17 Severstal Russia
18 Tata Steel India
19 Aluminum Corp of China China
20 Metalurgica Gerdau Brazil
*21 Kobe Steel Japan
22 China Steel Taiwan
23 CSN-Cia Siderurgica Brazil
24 Newmont Mining United States
25 Novolipetsk Steel Russia
26 Evraz Group Luxembourg
27 Steel Authority of India India
*28 Sumitomo Metal Mining Japan
29 Angang Steel China
30 US Steel United States

【Semiconductors】 上位25社中、日本企業3社 ※トップ2000に25社しか無い
1 Samsung Electronics South Korea
2 Intel United States
3 Taiwan Semiconductor Taiwan
4 Texas Instruments United States
5 Applied Materials United States
*6 Tokyo Electron Japan
7 Hynix Semiconductor South Korea
8 STMicroelectronics Switzerland
9 MediaTek Taiwan
10 ASML Holding Netherlands
*11 Rohm Japan
12 United Microelectronics Taiwan
13 Analog Devices United States
14 Broadcom United States
15 Linear Technology United States
16 Xilinx United States
17 Micron Technology United States
18 Altera United States
*19 Sumco Japan
20 Siliconware Precision Inds Taiwan
21 MEMC Electronic United States
22 Microchip Technology United States
23 Infineon Technologies Germany
24 Nvidia United States
25 Advanced Micro United States

【Technology Hardware & Equip】 上位30社中、日本企業13社!!
1 Hewlett-Packard United States
2 Cisco Systems United States
3 Nokia Finland
*4 Sony Japan
*5 Panasonic Japan
6 Apple United States
*7 Canon Japan
8 Dell United States
9 Hon Hai Precision Ind Taiwan
10 Ericsson Sweden
*11 Toshiba Japan
*12 Nintendo Japan
13 Qualcomm United States
*14 Sharp Japan
15 EMC United States
*16 Ricoh Japan
*17 Fujitsu Japan
*18 Kyocera Japan
19 Corning United States
*20 Hitachi Japan
21 Research In Motion Canada
22 Tyco Electronics Bermuda
23 AU Optronics Taiwan
24 Asustek Computer Taiwan
*25 NEC Japan
26 Motorola United States
27 Quanta Computer Taiwan
*28 Murata Manufacturing Japan
29 Chi Mei Optoelectronics Taiwan
*30 TDK Japan


いずれの業種も人口比率からすると大健闘だと思いますが、特に圧巻は"Consumer Durables"(耐久消費財)と"Technology Hardware & Equip"(先端機器・設備と訳すか?)ですね。世界トップ30の半数近くが日本企業です。
こんな国で、理工系離れが進むなんてとんでもないと思いませんか?

MN

2009年7月1日水曜日

今日は何の日?

今日は2009年7月1日です。7月1日は、あなたにとって何の日でしょうか?

もちろん、富士山の山開きの日だったり、明石家さんまの誕生日だったり、人によって思い入れはそれぞれでしょうけど....
エレクトロニクスに関わるある程度の年齢の人は、「ポータブルオーディオの誕生日」と記憶しているかもしれません。
ちょうど30年前、1979年7月1日に、ソニーから初代ウォークマン が発売されたのです。

そのころ、私はギターを鳴らすフォーク(古っ)少年であり、電子工作マニアであり、ハイファイオーディオに目覚めかけたソニーファンの中学生でもあったので、この製品には衝撃を受けました。
ハードウェア的にはそれほど目新しいわけでもなかった(それまでにも、このサイズのテープレコーダーはあった)のですが、当時の水準よりはるかに小さくて軽いヘッドフォンが付属し、外でも「ステレオで」音楽を聴くというスタイルに特化したところが新しかったのです。それまで、外で音楽を聴くというと、小型のモノラルラジオを持ち歩くか重くて大きいステレオラジカセ(これも死語か)を持ち歩くかが一般的だったのですが、どちらもハードを意識することなく良い音で音楽に浸るというには無理がありました。ところが、ウォークマンならそこそこの音質でどこに行くにも音楽がついてくる、というところが大きなインパクトでした。この斬新であったライフスタイルは、その後MDウォークマン(のたぐい)やiPod(のたぐい)に形を変えて今でも生き残っていますね。そのような、世界中で人々のライフスタイルを変え、やがて当たり前の文化として定着するに至った偉大な製品が生まれたのが30年前の今日、しかも日本の企業からだったのです。
ソニーは、これによって世界中の人から愛され尊敬される企業になったと言っても過言ではないでしょう。

近い将来、また日本のいずれかの企業が、世界中の人々に新しい感動を与えるようなモノを生み出すことを祈ってやみません。

MN

2009年6月16日火曜日

カミナリ

地震・カミナリ・火事・おやじ

昔の言い習わしで、「恐いもの」の代表例です。
「おやじ」が恐くなくなったと言われ出してから、すでに20年くらいは経っているかもしれませんが、他の3つは今でも時折死者が出る恐い災害ですね。

実は、今晩自宅にいて、落雷と同時に短い時間ですが停電がありました。
いまどきカミナリ程度の停電では、せいぜい数分のうちに復帰しますから、家庭での停電自体は恐くありません。(東京電力さんに感謝!)
でも、我々のような真空装置を使う実験屋にとって停電ほど冷や冷やするものはありません。
コンピューターだったら、重要なところにはUPSが入っていて数分の停電なら大丈夫(研究室のシミュレーション用ワークステーションはUPSにつながっていますし、webサーバーは自動的に復帰します)ですが、しょっちゅう改造する大学の真空装置などについては、さすがに停電対策が十分にはされていない場合が多いからです。
うちの研究室にも、停電になるとやっかいなことになる常時稼働装置がいくつかあるので、先ほどの停電のときもあわてて何人かの院生に連絡をとって、装置の現状を確認しました。
それでも担当院生に連絡が付かず、運転中かどうか不明な装置があったので、大学まで確認に行って先ほど帰ってきたところです。
装置と運命を共にしている担当院生ではなく、教員が直接こんな心配をしなければならなくなったってのは、まったく情けない話です。

MN

2009年6月8日月曜日

SID2009トピック

Society for Information Display (SID) 2009 International Symposium, Seminar, and Exhibition が現在テキサス州で開催されています。
当研究室からは誰も行っていませんが、TechOnの紹介記事から気になるトピックを拾ってみました。

Arizona州立大など,量産可能なフレキシブルTFT基板上に有機ELディスプレイを作製
ここのグループは、かなり前に当研究室を視察にきたことがあります。
でも、TFTはa-Siか....

Samsungが酸化物半導体TFTを塗布法で作製,ディスプレイを出展
こっちはa-IGZOか....

展示会が開幕——今年のキーワードは「低消費電力」「有機TFT」「3D」
有機TFT研究は、まだまだ続きます!

SIDへの参加者激減,「日本人と中国人が来ない」
日本人に関しては、新型インフルさわぎが影響しているのでしょうね。

新技術の採用に積極的なLG Displayが未来を展望——基調講演から
今後期待する新技術は、「3Dホーム・テレビ」、「壁全体がディスプレイになるウォール・ディスプレイ」、「フレキシブル・ディスプレイ」などだそうです。

「100年光り続けます」,DuPont Displayが長寿命の有機EL材料を開発
緑色発光材料についてらしいですが、「1000cd/m2からの輝度半減期が100万時間を越えた」そうです。

Plastic Logic社が「プラスチック電子ディスプレイ革命」を語る——基調講演から
「自由に曲げられることが,ディスプレイの工業デザインに革命をもたらす」だそうです。
実際、最近の日本のエレクトロニクス製品って、ワクワクするような新機能とか所有したくなるデザインという面で弱いように思いますね。

有機TFTを用いたフレキシブル有機ELディスプレイ,ソニーが発表
それでこそソニー!

期待の高さを感じさせたフレキシブル有機ELのセッション
でも、TFTの大勢は今のところ無機半導体のようです。

MN

2009年5月30日土曜日

売り手市場?買い手市場?

今年は、どこの大学もM2の皆さんが就職活動で苦戦を強いられているようです。昨年の楽勝ムードとはまるで様相が異なっています。
一説によると、今年はかの就職氷河期(広義には、卒年で1992年〜2006年だそうです)の底と同レベルなのではないかと言われています。
来年度新卒採用が最終的にどうなるのかは、もう少したってみないとわかりませんが、前々から疑問に思っていたことがあるので、ここでいくつかのデータとともに、その概要を紹介します。


このグラフは、最近約20年間の大卒求人倍率推移です。
私は、何を隠そう1990年修士修了のいわゆる「バブル入社組」でした。(「新人類」とか「ジェネレーションX」と呼ばれた世代ですね。)確かに1990を見るとこの期間で3番目に求人倍率が高い、つまり売り手市場の年だったことがわかります。
そのころと比べて最近の就職事情が悪いと思っている人は多いのですが、どうも個人的な体験として、谷底の超氷河期を除けばそんなに違わないような印象を持っていました。
今日は、それがなぜかを検証してみたいと思います。



次のグラフは、大卒求人数をその年の22歳人口で割った割合(青線、左軸)と、大卒求職者数を同じく22歳人口で割った割合(緑線、右軸)です。
大卒求人数/22歳人口は先ほどの求人倍率の推移と似てはいますが、意外に右上がりだと思いませんか?
1990年前後のバブル期があんまり目立たなくなっていて、2007年からはバブル期を超える求人割合になっているように見えます。
なのに、なぜ求人倍率があまり高くならないのかは、緑線の大卒求職者の割合を見ればわかります。
1990年前後と比べて、同世代のうちで大学に進学し、大卒として求職活動している人の割合が2倍くらいになっているからです。

さもありなん、ですが、これが私の抱いている違和感を説明するグラフではありません。
「違和感は私の見てきた世界に偏りがあることによるのではないか?」と最近気づいたのです。
私自身国立大理系学部を出てメーカーに就職し、そこで仕事をしている間も同僚や仕事でつきあいのある他社の人も圧倒的多数は国立理系出身でした。
千葉大に移ってからも、指導する学生は当然国立理系の学生で、研究上つきあいのある他大学の人たちも、少なくとも国内では国立理系が多数派です。(余談ですが、自然科学系の研究の世界で私立大学の存在感が強いのは、私の知る限りアメリカだけです。)
「はは〜ん。ということは、国立大学という集団を見ていることに原因があるのではないか?」と思ったわけです。



そこで、こんなグラフを作ってみました。
赤線は国立大学の各卒業年度に相当する入学時定員(左軸)、青線は先ほどの求人倍率の分子として使った大卒求人総数(右軸)です。(国立大の定員については、古い情報がすぐには手に入らなかったので、ある程度推計値を使っています。)
国立大学は国内全大学数の1割程度しかないので、人数も少ないですから、左軸と右軸はスケールを変えてあります。
これを見ると、国立大学の入学者数は驚くほど変わっていないことがわかりますね。
どうやら、私の思っていた違和感はこれである程度説明がつきそうです。
世の中の求人数は確かにこの20年間の間に乱高下していますが、国立大学生数を基準にして見ると、最悪の時期でもその4倍くらいの求人があるわけです。しかも、この数年はバブル期を超える求人数があります。
最初のグラフで見た大卒求人倍率の低下傾向は、1990年代半ばから私立大学卒業生がどんどん増えてきたことによるんですね。
その是非はともかく、私の見てきた世界は、国立理系に偏りぎみの世界でしたから、この分母の変化をあまり実感しなかったんでしょう。

本当は、製造業大手限定の大卒求人数推移などのデータも見ながらさらに検証を進めたかったのですが、そういうデータがなかなか長期間そろいません。もう少しデータが集まったら、また検証の続きを行いたいと思います。

MN

2009年5月27日水曜日

薄膜・表面物理セミナー「有機機能性材料・デバイスの薄膜・表面分析」

応用物理学会 薄膜・表面物理分科会主催の第37回 薄膜・表面物理セミナー(2009)「有機機能性材料・デバイスの薄膜・表面分析」が、6月26日に東工大大岡山キャンパスで開催されます。

担当幹事の一人が中村なので、薄膜・表面物理分科会の行事ながら内容がどっぷりと有機エレクトロニクス材料です。

プログラム:
XPSにおける有機材料の試料損傷(仮) 當麻 肇(日産アーク)
XPSとTOF-SIMSによる高分子薄膜材料解析の最新技術 前川 敏彦(富士フイルム)
クラスターイオンを用いた有機材料の質量分析(仮) 平岡 賢三(山梨大)
MALDI-MSによる有機薄膜材料の構造解析 田口 嘉彦(東レリサーチセンター)
Backside SIMSによる有機ELの劣化評価 宮本 隆志(東レリサーチセンター)
NMRによる有機デバイス材料の評価 梶 弘典(京都大)
ESRによる有機デバイスの評価 ―キャリヤ輸送の微視的理解に向けて 長谷川 達生(産総研)
機能性有機材料の光電子分光および逆光電子分光 金井 要(岡山大)
走査型プローブ顕微鏡による有機薄膜FETの評価 小林 圭(京都大)

特に、学生の人は参加費3,000円とお得になっています。
参加申し込みの締切は6月12日(金)です。
こちらから参加申し込みできますので、皆さんこぞってご参加下さい。

※まだ、会場席数に余裕があるようです。

MN

2009年5月14日木曜日

2009年の国際会議

以前のブログサーバートラブルのおかげでタイミングを逸しましたが、今年開催される有機エレクトロニクス関連の国際会議をリストアップします。まだ少ないですが、随時追加します。
時々情報が更新されますので、ご注意下さい。

PD、ドクター学生だけでなく、マスターの人も是非発表を申し込んで参加しましょう!
もちろん発表する人には旅費の補助が出ます。



10th International Conference on Atomically Controlled Surfaces, Interfaces and Nanostructures (ACSIN 10)
2009/9/21-25 Granada, Spain
アブストラクト締切:4/24 <<終了>>
レジストレーション締切:7/15

2009 International Conference on Solid State Devices and Materials (SSDM 2009)
2009/10/7-9 仙台, Japan
アブストラクト締切:5/29 9:00am 締切延長
レートニュース締切:7/27

2009 E-MRS Fall Meeting
2008/9/14-18 Warsaw, Poland
アブストラクト締切:5/11 <<終了>>
レジストレーション締切:7/31

The 8th International Symposium on Crystalline Organic Metals, Superconductors and Ferromagnets (ISCOM2009)
2009/10/7-9 ニセコ, Japan
アブストラクト締切:5/20
レジストレーション締切:7/31

2009 MRS Fall Meeting
2009/11/30-12/4 Boston, USA
アブストラクト締切:6/23

The 9th International Symposium on Functional Pi-Electron Systems (FPi9)
2010/3/23-28 Atlanta, USA
アブストラクト締切:2010/1/15
レジストレーション締切:3/1

2009年5月6日水曜日

ask not what your country can do for you...

しばらく英語から離れていて英語勘が鈍ったなと感じた時とか、これから国際会議に出かけるので、英語の耳慣らしをしておきたいと思った時、第35代アメリカ合衆国大統領であるJ. F. ケネディの大統領就任演説を聴きます。
アメリカの3大演説の一つ(他二つが何かは知らないんですけど。すくなくとも一つはキング牧師の"I have a dream.."でしょうか?)に数えられていますから、多くの人が何度か聞いたことがあるでしょう。

元の演説の動画もネットで見ることができますが、オリジナルはあんまり音が良くないので、最近ではiTuens Storeで英語教材として売っている朗読ポッドキャストを聞いています。皆さんもぜひお試しあれ。

スピーチとしての内容も語り口も優れているのはお墨付きですが、その中の一節でこんな文章があります。


... my fellow Americans, ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.

My fellow citizens of the world, ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man.


時代背景として、東西冷戦まっただ中でキューバやベトナムでごたごたしている時期の演説ですから、ケネディ元大統領自身は特定の意味を込めているはずです。しかし、この文章、極めて印象的で汎用的なので、様々なところで自分勝手に引用されています。

私自身も、ときどき自分への戒めにこの文章を唱えることがあります。
この"Ask not what your XXX can do for you; ask what you can do for your XXX."のXXXを、何かに変えるのです。
例えば、会社に待遇や評価で不満ばっかりつのって、自暴自棄になっているとき:
Ask not what your company can do for you; ask what you can do for your company.
あるいは、大学という場が自分にとってプラスになっていないと思ってやる気が失せたとき:
Ask not what your University can do for you; ask what you can do for your University.
(大学教員が学生に向かって直接こんなこと言ったら、自己都合的だと思われるか!?)

大学の研究室も会社も、もっと大きくなって国家であろうと、結局は個々の人間の集合体ですから、一人一人が積極的に良かれと思うことを実行していくことが全体を良くすることにつながるはずです。

MN