2022年3月19日土曜日

解析と考察(51)

最新のグラフから分かることを説明します。

陽性者数は2月初頭より一定割合で漸減しており、1.5ヶ月にわたってその減少係数は一定値を保っています。これは、実効再生産数が1よりわずかに小さい状態を極めて安定して保っていることを示します。陽性者数が44日で半分になるというこれまでにない遅いペースです。これから「まん延防止等重点措置」が解除されるとともに人の移動や新たな出会いが増える時期ですから、どこかの時点で増加に転じるかもしれません。

死亡者数は、前々回のピークまでの結果から導き出した入院治療を要する者の数からの換算式で換算したグラフと相似形になってきました。従って診断から死亡までの時間スケールはあまり変わっていないようです。死亡する確率は前回のピークのときに急に低下したのですが、今回もそれと同じ率を保っているようです。



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