ウェブを泳いでいて妙な記事を見つけてしまいました。トリビアの一つとしてお裾分けしますね。
元ネタもアメリカの話のようですが、学問分野ごとの平均IQ(正確には何か似たテストをIQに換算したみたいです)を並べてあります。
130.0 Physics
129.0 Mathematics
128.5 Computer Science
128.0 Economics
127.5 Chemical engineering
127.0 Material science
126.0 Electrical engineering
125.5 Mechanical engineering
125.0 Philosophy
124.0 Chemistry
123.0 Earth sciences
122.0 Industrial engineering
122.0 Civil engineering
121.5 Biology
120.1 English/literature
120.0 Religion/theology
119.8 Political science
119.7 History
118.0 Art history
117.7 Anthropology/archeology
116.5 Architecture
116.0 Business
115.0 Sociology
114.0 Psychology
114.0 Medicine
112.0 Communication
109.0 Education
106.0 Public administration
まあ、だからどうしたって記事ですが、我らが分野である材料科学と電気工学が比較的上のほうに並んでいてよかったです。
ちなみに、IQの高さと社会での成功はまったく相関ないそうです。
オレはどんなもん?って気になった人、本格的なテストは面倒なので、お遊びに
これでもやってください。
MNを超えた人には、粗品を出しますので、ご一報を。
(ここでお互いスコア曝したくないですから、研究室内限定で直接教えてください。)
MN
2007年10月29日月曜日
2007年9月7日金曜日
応物北海道の陣(台風付き)

今、応用物理学会のために札幌に出陣中です。
研究室関連の大部分の発表が終わったので、今夜はサッポロビール園で打ち上げパーティーでした。
やっぱり、サッポロで食べるジンギスカンとビールはうまい!
あとは、大橋君と伊藤君の発表を残すのみ。ガンバッテください。
MN
2007年8月23日木曜日
薄膜材料デバイス研究会第4回研究集会開催のお知らせ

投稿締切が8/31まで延びましたのでお知らせします。
今年も、秋に「薄膜材料デバイス研究会」の研究集会が開催されます。
有機トランジスタの研究者にとっては、薄膜トランジスタとしてはるかに先行した歴史を持つポリシリコンやアモルファスシリコンの研究者、および、一部アプリケーションでライバルとなる酸化物半導体の研究者ともディスカッションができる点で貴重な機会かと思います。
学生の参加費(立派なバンケット込み!)が安いのもアピールポイントです。
当研究室の院生の皆さんも、ぜひ参加して下さい!
日時:2007年11月2日(金)、3日(土)
場所:京都(龍谷大学大宮学舎) - 重要文化財がキャンパス内にあります
テーマ:「明日の電子デバイスを支える薄膜新材料」
投稿締切:8月31日(電子メール投稿)
参加費:10月9日まで一般\10,000、学生\4,000
以降は、一般\12,000、学生\5,000
招待講演:
・廣瀬全孝(次世代半導体研究センター)
『アモルファス半導体研究-激動の1975-1980年』(仮題)
・宮尾正信(九州大学)
『シリコン系ヘテロ超構造技術の創出と未来型デバイスの夢(二流研究者の独白
@企業と大学の狭間で生きて)』(仮題)
・川崎雅司(東北大学) 『酸化物エレクトロニクス』(仮題)
・安達千波矢(九州大学) 『有機発光性薄膜デバイスの新展開』(仮題)
初日午前に、院生を想定したチュートリアルコースも準備しています。
今年は、『酸化物半導体、有機物半導体の徹底理解!』と題して内藤裕義先生(大阪府大)および古田守先生(高知工科大)に、電気電子系の大学院生から理解できる内容をご講義いただきます。
研究会の詳細については、ホームページをご覧ください。
2007年8月19日日曜日
水道哲学
工藤先生も一時期籍を置いていたことのある松下電器産業の創業者(というより教祖?)、松下幸之助さんの有名な逸話です。
松下「伝記」産業と称されるくらい、松下幸之助さんについての伝記は数多く出ているのですが、長命だった幸之助さんも1989年に亡くなられており、今の大学生世代にはすでになじみが薄くなっているかと思いますので、簡単に紹介します。
松下の本来の創業は1918年だそうですが、1932年に創業記念式典なるものを開き、そこで社員に説かれたそうです。
「水道の水は、通行人がこれをいくら飲んでも咎められることはない。それは、量が多く、価格があまりにも安いからだ。松下の使命もここにある。水道の水のごとく、物質を豊富に、かつ廉価に生産提供しなければならない。その結果、貧乏を克服し、人々に幸福をもたらすことができる。」
「人間の世界には、電気冷蔵庫も医療も、水のように必要なものがある。それがもしただに等しいような値段やったら、この世から貧乏というものがなくなる。」
昭和初期のまだ多くの日本人が貧乏だった時代の話ですが、世界的視野では今でもそのまま通用するのではないでしょうか。なにも技術は高付加価値の商品を高く売るためだけに使うものではない、革新的技術によって革新的な低価格で生活に必要なものが作れるようになれば、世界中で広く使ってもらえ大勢を幸せにできる。大量に売れれば会社も幸せになり、従業員も幸せになる、ということですね。
今思うに、有機エレクトロニクスにもこの考えが有効なのではないでしょうか。
革新的に低コストで新たなエレクトロニクスが創出されるのであれば、それは至るところで水道の水のように使われるようになるのではないかと。
幸之助さんなら、どのような商売を思い描いたでしょうね。
MN
松下「伝記」産業と称されるくらい、松下幸之助さんについての伝記は数多く出ているのですが、長命だった幸之助さんも1989年に亡くなられており、今の大学生世代にはすでになじみが薄くなっているかと思いますので、簡単に紹介します。
松下の本来の創業は1918年だそうですが、1932年に創業記念式典なるものを開き、そこで社員に説かれたそうです。
「水道の水は、通行人がこれをいくら飲んでも咎められることはない。それは、量が多く、価格があまりにも安いからだ。松下の使命もここにある。水道の水のごとく、物質を豊富に、かつ廉価に生産提供しなければならない。その結果、貧乏を克服し、人々に幸福をもたらすことができる。」
「人間の世界には、電気冷蔵庫も医療も、水のように必要なものがある。それがもしただに等しいような値段やったら、この世から貧乏というものがなくなる。」
昭和初期のまだ多くの日本人が貧乏だった時代の話ですが、世界的視野では今でもそのまま通用するのではないでしょうか。なにも技術は高付加価値の商品を高く売るためだけに使うものではない、革新的技術によって革新的な低価格で生活に必要なものが作れるようになれば、世界中で広く使ってもらえ大勢を幸せにできる。大量に売れれば会社も幸せになり、従業員も幸せになる、ということですね。
今思うに、有機エレクトロニクスにもこの考えが有効なのではないでしょうか。
革新的に低コストで新たなエレクトロニクスが創出されるのであれば、それは至るところで水道の水のように使われるようになるのではないかと。
幸之助さんなら、どのような商売を思い描いたでしょうね。
MN
2007年7月2日月曜日
ストレス

最近、世の中全体に世知辛くなって、ストレスから鬱や心身症になる人が増えているそうです。
今日の朝日新聞夕刊を見ていたら、「職場のストレス」って記事が載っていました。なかなかポイントを突いた記事だったので、ちょっと紹介します。
まず、「質的・量的負担は小さく、やりがいが低く、裁量が少ない」と感じて仕事をする場合と、「質的・量的負担は大きく、やりがいや裁量がある」と感じて仕事する場合とどちらがストレスが大きいと思いますか?
・・・・・筑波大の社会医学の先生によると、前者のほうがストレスは大きいそうです。みなさん思ったとおりでした?
やりがいと裁量の自由度があるかないかが、ストレスを感じるかどうかに大きく影響するそうです。昔から言われているように、同じ仕事なら「いやいや」やるより「面白い」と考えてやることが大事なんですね。
あと、「支援」もストレスを減らす要因だそうです。高度成長期の「モーレツサラリーマン」(死語なので...知っていますか?)が元気だったのは、社会や自分の生活を向上させるんだというやりがいがあり、みんなで助け合い励まし合いながら一団となって働いていたからこそなんでしょうね。最近、日本の社会に、あるいは、会社などにも一体感が無くなってきているのが問題です。行き過ぎた格差社会・競争社会はトータルで見て弊害が大きいです。
全然、うつくしい国じゃ無くなってますよね、最近。
(図は本文とはそれほど関係ありません。)
MN
2007年6月23日土曜日
サイエンスマップ

文部科学省科学技術政策研究所がまとめた「サイエンスマップ」によると、物理学や材料科学の分野では日本の研究は世界をリードしているそうです。
反対に弱いのは環境/生態学&地球科学、計算機科学&数学だそうな。数学なんて強そうな気がするんですけどね。意外なことに、「工学」もいまいちです。(これについては、「工学」に相当するジャンルでは論文が日本語で書かれてることが多いのが一因と言われています。)
ちなみに、当研究室の論文は、多くが物理学か材料科学に分類される雑誌から出ています。日本では、電子工学科で半導体やナノテクが盛んに研究されていますが、世界的にみるとジャンルとしては電子工学ではなく物理学か材料科学ですね。
MN
2007年6月3日日曜日
産総研訪問
2007年4月28日土曜日
More is different!
"More is different."
アンダーソン局在で有名なフィリップ・ウォレン・アンダーソン大先生の1972年の論文[1]のタイトルとして有名な言葉です。
直訳すると、「多は異なり」となりますが、もう少し解りやすく訳するなら「量が増えると予想外のことが起きる」といったところでしょうか。自然現象を還元主義的にとらえた原理からは予想できないような現象が、要素が多数集まった集団でより高次な現象として起こることを指して、様々な科学のジャンルで今でも頻繁に使われる言葉です。材料の物性やその応用を研究する人ならしみじみと実感できるのではないでしょうか。
我々の研究に限っても、例えば電荷移動錯体のワイヤーが特定条件の下で電気力線の方向に成長すること、有機半導体結晶を凹凸のある基板に乗せるとキャリアドーピングが起こることなど、現象を発見してからメカニズムを想像することはできても、知る以前から現象を予想することは困難な現象というのはたくさんあります。
だからモノに関わる研究は面白いんですよね。
院生のみなさんも、新しい more is different を見つけてみませんか?
これ以外にも物性に関連する有名な言葉として、が好きなものをいくつか挙げておきます。
"God made solids, but surfaces were the work of the Devil." by Wolfgang Ernst Pauli
バルク物性の研究に比べると表面は混沌としてなかなか理解できなかったんです。同じことは半導体デバイスを作るときにも言えて、半導体デバイスは表面あるいは界面の理解と制御(場合によっては回避)によって成立しています。
"There's plenty of room at the bottom" by Richard Feynman
「原子スケールで物質を見たり直接操作すれば興味深いことがたくさんできるよ」ってことを、なんと1959年に講演したそうです。STM屋さんや単一分子エレクトロニクス屋さんが好んで使います。
MN
[1] P.W. Anderson, Science 177, 393-396, 1972.
アンダーソン局在で有名なフィリップ・ウォレン・アンダーソン大先生の1972年の論文[1]のタイトルとして有名な言葉です。
直訳すると、「多は異なり」となりますが、もう少し解りやすく訳するなら「量が増えると予想外のことが起きる」といったところでしょうか。自然現象を還元主義的にとらえた原理からは予想できないような現象が、要素が多数集まった集団でより高次な現象として起こることを指して、様々な科学のジャンルで今でも頻繁に使われる言葉です。材料の物性やその応用を研究する人ならしみじみと実感できるのではないでしょうか。
我々の研究に限っても、例えば電荷移動錯体のワイヤーが特定条件の下で電気力線の方向に成長すること、有機半導体結晶を凹凸のある基板に乗せるとキャリアドーピングが起こることなど、現象を発見してからメカニズムを想像することはできても、知る以前から現象を予想することは困難な現象というのはたくさんあります。
だからモノに関わる研究は面白いんですよね。
院生のみなさんも、新しい more is different を見つけてみませんか?
これ以外にも物性に関連する有名な言葉として、が好きなものをいくつか挙げておきます。
"God made solids, but surfaces were the work of the Devil." by Wolfgang Ernst Pauli
バルク物性の研究に比べると表面は混沌としてなかなか理解できなかったんです。同じことは半導体デバイスを作るときにも言えて、半導体デバイスは表面あるいは界面の理解と制御(場合によっては回避)によって成立しています。
"There's plenty of room at the bottom" by Richard Feynman
「原子スケールで物質を見たり直接操作すれば興味深いことがたくさんできるよ」ってことを、なんと1959年に講演したそうです。STM屋さんや単一分子エレクトロニクス屋さんが好んで使います。
MN
[1] P.W. Anderson, Science 177, 393-396, 1972.
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